お祖母様のお家を引き継ぐことになったO様ご家族。
構造上の制約が多いお家でしたが、諦めずに理想の住まいを実現されました。
「今だけじゃなく、これからずっと住みやすい家」を目指したというO様にお話を伺いました。
リフォームのきっかけ
この家はもともと私の祖母の家で、2年間くらい空き家になっていました。
そこに私たちが住むことになったのですが、お家が管理されていなかったので、トイレと洗面所のカビが目立つ状態でした。
子供も小さかったですし、お腹の中にいる子供のことも考えて、最初は水廻りのリフォームを考えていました。
自分たちの所有物ではないため、勝手にリフォームしてはいけないだろうと思い、親戚で集まった際、「水廻りだけリフォームしたい」と言ったところ、祖母が「自由にしていい、全体的にリフォームしていいよ」と言ってくれたんです。
出来るなら全面的にリフォームしたいと思っていたので、全面リフォームで進めることになりました。
当初水廻りのリフォームをお願いしていたので、営業さんは本当にびっくりしていました。(笑)
LOHAS studioとの出会い
どこでリフォームしようかなという軽い気持ちでネット検索をしたら、たまたまLOHAS studioさんの事例が挙がってきました。それが目に留まったことがLOHAS studioさんとの出会いですね。
リフォーム会社を探す際に最優先事項としていたのは、“リフォーム会社がお家から近いこと”でした。
子供がまだ小さいこともあり、家から近い方が、頼みやすいので。
LOHAS studioさんは、その頃住んでいたお家からたまたま近いところにお店がありましたし、リフォームするお家からも通いやすいこともわかり、会社選びの候補になりました。
LOHAS studioをお選び頂いた理由
基本的に大手のような規格が決まっているリフォームには魅力を感じませんでした。
自分たちの希望が通るような、自由度の高い会社でリフォームをしたいという気持ちがありました。
様々な条件で絞っていったところ、最終的に候補に挙がったのはLOHAS studioを含めた2社でした。
最終的にLOHAS studioを選んだ理由は2つあります。
1つめは最初にLOHAS studioさんの営業さんに会った時に「話が合うな」と感じたことでした。
第一印象がよかったんです。私は第一印象を大事にしていて、違うところを見ても結局だいたい第一印象に戻ってくるんですよね。
2つめは、プラン後の見積りで、LOHAS studioさんの方が親身に話を聞いてくださったことでした。
他社は、ナチュラルなテイストを得意としているところが似ていましたが、私の希望をわかってくれているのはLOHAS studioだなとプランからも感じました。
LOHAS studioのデザイナーさんとセンスが合っていて。
私は、特にキッチンにこだわりたくて、間取りと商品で迷っていたところ、たくさんプランをあげてくれたのはLOHAS studioのデザイナーさんでした。
LDKに当たるお部屋に鉄骨がぬけない箇所があり、どうしてもキッチンを広くとることができませんでした。
リビングにはダイニングテーブルを置きたくないのに、L字型キッチンにすると、ダイニングテーブルが置けない。
どうしようかと悩んで、私からⅡ型(セパレート型キッチン)はどうかと提案したんですよ。
ただ、鉄骨がぬけないこととWOODONEの商品に絞ったことで大きさ的に難しかったのですが、それでもⅡ型のキッチンにしたいと伝えたところ、異なるメーカーの商品を組み合わせることでぴったりと納まるキッチンを探してきてくれたんです。
他にも、「このダイニングテーブルと鉄骨の間は○○センチあいているから大丈夫」とか、「カウンターをつけたとしても人が通れるよ」といったように、細かくみてくださって、おしゃれなデザイン性だけではなく、通りやすさだとか、動線等、住みやすさも考えてくれました。
キッチンが一番大変でたくさん迷いましたが、希望を叶えてもらえてよかったです。
リフォームのポイント
とても暗くて光があまりはいらないので、窓をつくって光をお部屋に取り入れたいと思っていました。
特にワークスペースのところは、壁で囲まれていて昼間でも常に電気をつけていないと暗い状態でした。
あとは、桜の木のダイニングテーブルを活用したかったということですね。
祖母が購入したもので、購入して間もなくてきれいな状態でした。
ですが、2メートルもある大きいテーブルでしたので、貰い手もいないしどうにかして活用できないかと考えていました。
デザイナーさんから天板をカットしてダイニングテーブルやカウンターなどに分けて生かしてみたらどうですかというご提案をしていただき、キッチンと間取りにパターンが広がって、最終的にはダイニングテーブル、カウンター、ワークスペースのデスクに桜の木を使用して、無駄を出さずにぴったり使うことができました。
祖母に桜の木を活用しているところを見せる際はとても緊張しましたが、「使ってくれてありがとう」といってくれたので安心しました。あとは先ほどもお話したキッチンにもこだわりました。
デザインでのこだわりポイント①
デザインでこだわったところの1つは色です。
グレーや青が好きなのですが、その好きな色に合うような床を選びました。
それがとても難しくて、たくさん悩みました。
私は桜の木目が好きだったので、木目が似ていて、色も明るい高級感ある木材に魅かれて、実物をみにいきました。
ですが、私の好きなグレーとその木材の色が似合わないと感じ、床材がなかなか確定できませんでした。
そこでLOHAS studioのデザイナーさんから提案して頂いたのは、蜜蝋ワックスでした。
オイルで塗装するとオレンジっぽくなってしまいますが、蜜蝋ワックスを塗装すると、グレーと調和する白になるんです。私はその、オイルでは出ない色が好きで、とても気に入っています。
また、木とグレーと緑の3・4色に絞ってお部屋のコーディネートをしたいと思っていました。
木材の家具が赤系の色だと、グレーなどのクールな色使いに合うか心配でしたが、事前にデザイナーさんが「木材は、お考えの色とも馴染みますよ」と言ってくれて安心しました。
WOODONEのキッチンも赤い色なので心配していたのですが、助言通り馴染んで安心しました。
デザインでのこだわりポイント②
家族が帰ってきたときにリビングを通るような、つながる動線の間取りにすることです。
最初は「吹き抜け」を理想としていましたが、もともとの家のつくりでは、階段が家の真ん中にあり、お部屋の面積も広いので、冷暖房のコストや快適性の面を考えて断念しました。
そこで家族を感じることができるように、玄関脇の壁に室内窓を付け、「抜け」を作りました。
吹き抜けでなくても、開放感があって、誰が帰ってきたかわかるので安心できます。
1階の寝室にはクローゼットではなく隣のセカンドリビング(将来の子供部屋)に繋がるウォークインクローゼットを設けました。子供が小さいうちは、寝室からそのままウォークインクローゼットを通り、洋服を着替えてリビングに行けるような、楽な動線をとれるようにしています。
また、今はおもちゃなど子供の荷物も一箇所にまとめて収納できるように、既存のクローゼットをなくしてその分ウォークインクローゼットを広くとりました。
前編のまとめ
水まわりの設備交換を兼ねたリフォームから、大規模リフォームへと舵を切ったO様。
お祖母様が大切に住まわれたお家や揃えられた家具を活かしながら、妥協なくリフォームを進めていらっしゃいました。
前編ではLDKを中心にお話をお伺いしましたが、後編では玄関まわりやサニタリースペースのこだわりを伺っていきます。
引き続き後編もお楽しみください。
>>>これからずっと住みやすい家「満足」の舞台裏~祖母の家を引き継いで~【後編】