「お家の中にお家があるお家」というコンセプトでデザインされたS様のお家。
LOHAS CLUB Members magazine no.59 “Pic up works”でもご紹介しております。
どんな経緯で出来上がっていったのか、お客様に話を聞いてみました!
| リノベーションの経緯
リノベーションの前は団地に住んでいて狭さを感じていました。
いずれ家は建てたいね、と家族とも話していて、子供が小学校に上がる前に定住する場所を決めたいとも思っていたので、家のことを色々と調べていました。新築住宅も見に行きましたが、自分たちのイメージに合うものになかなか出会うことができませんでした。
家族の所有している賃貸物件で2部屋空いていたので、自分たちがそこに住んだら、好きにできるのでは・・・と思い、新築からリノベーションに切り替えて考えるようになりました。物件は結構古かったし、2つに分かれた別々の部屋だったので、いいプランが出来たらやろうかな、と思っていました。
| LOHAS studioを選んだ理由
まずリノベーションをするにあたっては、主人が中心となって調べていました。
立川付近で探していて、LOHAS studioが候補にあがりました。おそらく初めて見学いったのは主人一人で見学に伺って、主人が良かったと言って帰ってきました。お店ででどんなことができるのかを見せていただき、印象は良かったようでした。
ただ、他のところも含めていろいろ調べてみよう!ということになり、引き続き検討していました。他社も色々と見ましたが、やっぱりどういうものができるのか、ということがわからず不安でしたね。私はLOHAS studioへ見学へ行っていなかったので、一緒に見学に行くことにしたんです。
その時の印象としてはスタジオも素敵で現実感がありました。そこがが決め手だったように思います。どういうものが出来るのかってところが主人も私も一番不安だったので、イメージが見えてきたことが大きいですね。木の感じもよかったですし、デザイン性がオシャレでほかにないような感じが良かったです。
主人はビンテージっぽいものがすきだったので、主人のほうがデザインを気にしていたんです。スタジオの感じが好きだったようで、気に入っていました。
アクセントウォールはブルーグレーの塗装仕上げ。(ターナー色彩:Jカラー藍白を採用)
| リノベーションのポイント
こだわったポイントは無垢をふんだんに使ったところです。床だけでなく、天井にも無垢を使ってもらいました。あとは、何よりも2つの部屋をつなげるということです。不安だった部分でもあり、いい形になってよかったと思います。
2部屋つなげると、細長くなってしまい、ところどころに壊せない壁が出てきて、部屋の形が制限されていました。私はクローゼットなどの収納が欲しかったので、何回も相談させてもらって、作ってもらいました。リビングが一番のこだわりでしたので、リビングにも収納を作ったところがポイントですね。
床は明るめの幅広の板を、天井には濃いめの細い板を採用することでバランスを取っています。
もともと最初から(壊せない躯体)壁を活かしたデザイン・設計の提案をしてもらっていましたが、屋根の上部(屋根から天井までの躯体壁)にオープン収納はありませんでした。
最初の段階では左右上部の収納はなく、ただの壁になっていました。施工中に、上の壁がもったいない気がしてデザイナーさんに相談したところ、オープン収納があるデザインに変更してくれました。穴をあけてオープン収納スペースを作ることや躯体部分を、逆V字にして屋根に見立てるデザインに変わるまでには色々ありました。
打ち合わせ段階では躯体部分を、逆V字にして屋根に見立てる壁に高さがありましたが、工事が始まってから高さが低くなると知り、不安にもなりましたね。でも、完成後の今は小さくてもかわいらしくなったので、よかったと思っています!
私よりも主人の方が小さい部屋になりそうで不安に感じていましたが、出来上がってみると不安はなくなったようです。
ダイニングからのぞくリビング。降り注ぐ美しい光にうっとりします。
ダイニング横のパントリー。必要に応じてロールスクリーンで目隠しができるので、急な来客も安心。
| 担当デザイナーより
2つの別々の部屋をどうつなぐか、ということに一番神経を使いました。
東西に細長い間取りで、日当たりがいいのは主寝室側でしたが、ビル自体の廊下があり、スペースがとても狭い。
S様もお子様たちの様子はいつでも見られるように、とリビング・ダイニングでお過ごしになることを想定されていたので、だったらあえて狭い方をリビングにするのではなく、スペースがゆったり取れる方をリビングにしようと決めました。
リビングを西側に持ってきたのはいいのですが、リビングとダイニングの間に躯体壁があるとわかった時は、本当にどうしようかと悩みましたね。でも、発想の転換をして、「LDKはひとつの空間であるべきだ」という固定概念を捨てることにしました。
リビングとダイニングを楽しくつなぐ工夫をしようと発想の転換をしたことが今回のプランの肝になっています。
現場調査の際、お子様たちが元気に走り回る姿を拝見し、「この光景が楽しめる空間を作ろう」と思ったんです。
天井と壁から突き出た躯体壁。この壁のおかげでとんがり屋根を思いついた。
お子様たちが小学生になったら、宿題はリビングでやる予定のカウンターは家族のコミュニケーションスペース。
| スタッフとのエピソード
打ち合わせをしていく中でリビングの天井が気になりました。はじめは白の漆喰だったのですが、「それでもいいけど、う~ん・・・」と思ったのでデザイナーさんに相談したところ、すぐにパースで色々なバージョンのデザインをメールで送って下さいました。
本当にわかりやすくて素早い対応してくださったので、その結果無垢の天井に決めました。
私には特にこの素早い対応が印象的でしたね!
天井の無垢材はフローリング用のもの。素材を自由に扱っていきます。
| 住み心地について
住み心地はやっぱり思った以上に良いですね!
川などによく行くので、裸足で遊んで床が汚れることが多かったんです。無垢材を採用するにあたって、汚れが大丈夫かなぁ~と不安はありました。水拭きができないなど、お手入れ面も不安がありましたが、汚れも実際には気になりませんでしたね!割と掃除もするようになりましたし、子供たちにもおもちゃ等の片付けをさせるようになりました。
やっぱり無垢材はいいですね。触り心地が気持ちいいです。
子供たちが寝た後にこのおうちを改めて見ると、やっぱりすごいオシャレだなあ・・・と思いますね。(笑)
子どもたちも、始めは隠れるところがあったので、クローゼットの中でかくれんぼしていて楽しそうでした。
あとは、走り回っていて楽しそうですね。
キッチンからカウンターものぞき見ることができる。
まるで雑貨店のようなおしゃれなディスプレイ。ご夫婦のセンスが光ります。
| LOHAS CLUBについて
LOHAS CLUBの加入を決めたのは、色々な特典が付いていていいと思ったからです。
ビルの中にこの部屋があるので、高圧洗浄(排水溝のお掃除)をいずれ利用したいねと話しています。
Handymanの方にも来てもらいましたが、いわゆる業者っぽい感じではなくて、フレンドリーな方でした。業者っぽくなく、安心できましたし、頼みやすい印象でした。気になるところも一度に直していただけたのでよかったです。
| これからリノベーションをされる方へのアドバイス
前の家で4年位住んでいて、なんとなく生活の流れができあがっていました。
でも、いざ間取りで考えた時に「どの位置にコンセントがあればいいのか」などがわからなかったので、家電の位置だけじゃなく、家事導線を考えて、“ここにあると便利だな”というリストを決めておいたらいいのではないかと思います。掃除機がコードレスではない場合は特に、どこをどうまわって掃除機をかけていくか、そこにコンセントがあるかって結構大切なので。
家具や照明などは、家具屋さんや雑貨屋さん等で目星をつけておくとスムーズですよ!
ミラーとタオルハンガーはご自身で購入したものを工事の際取付。さりげなくコンセントも。
壊せない壁を逆手にとって、楽しいデザインが生まれたS様のお家。
やわらかな光が降り注ぐリビングには、いつも家族の笑い声が溢れています。
様々な制約がある物件でも、LOHAS studioと一緒なら、楽しく解決できる方法がきっと見つかります。プロと一緒にあなただけの住まいづくりをはじめませんか?