一日の始まり、必ず使う洗面台。
身支度を整える場所だからこそ、一緒に元気もチャージできるような、お気に入りのスペースだったら、毎日がより楽しく過ごせそうですよね。
限られた予算の中で、こだわりの空間を実現するため、様々な工夫がされた造作洗面台が人気です。
LOHAS studio デザインコンテスト2016 「サニタリー部門」で最優秀賞を受賞したO様に、サニタリー空間ができるまでのインタビューを行いました。
想いをかなえた内装・設備選び、7つのポイントをご紹介します。
ポイント1:使えるものはそのまま使う!
リフォームだからこそ、使える部分はそのまま活かしていくことで、コストダウンにつながります。今回のポイントは「窓」。窓の移動は、外壁に触れてしまうと余分に費用が掛かってしまいます。
だからこそ、使えるものはそのまま使いましょう!
▼お風呂場の出窓をそのまま活かしました。
▼出窓の高さに合わせて造作された洗面カウンター
ポイント2:洗濯機の置き方を工夫する
本当はフラットなカウンターを希望されていたO様ですが、い勝手や家事導線を優先して、どうしても洗濯機はこの場所に設置することになりました。家電の“悪目立ち”を避けよう!と考えたのが、「床を掘り下げる」方法。
買い替えに合わせて、一番背の低い洗濯機をチョイス。
さらに床を掘れるところまで掘り下げることで、家電特融の圧迫感を無くすことに成功しました。
ポイント3:タイルを立ち上げる
今回は窓の真ん中にあたるので、デザイナーも悩みに悩んだのですが、O様のご要望も強かったため、タイルの壁を立ち上げることになりました。洗濯機の側面が見えることを防ぎ、タイルの爽やかな世界観で区切ることに成功しています。
ポイント4:洗面ボール・水洗金具にこだわる!
窓の高さに洗面カウンターを合わせたため、洗面ボールを埋め込んでしまうと高さが低くなり、使い勝手に支障が出てしまいます。そこで、洗面カウンターの上に置くタイプの洗面ボールに決定!
水洗金具は洗面ボールに合わせて、こだわって選びました。
ポイント5:収納の引き出しはIKEAを採用してコストダウン!
造作洗面台でネックになるのが収納。
生活感の出やすい場所だからこそ、「隠す」収納を採用したいという希望を持たれる方が多い場所です。しかし造作洗面台でコストがかかるのがまさに“扉付き”収納なのです。
そこで今回は「隠す」収納をかなえるべく、既製品(IKEA)の引き出しを採用!
既にある引き出しに合わせてレール奥行き、高さ、幅を調整してピッタリに収めました。
ポイント6:壁紙はピッタリ1ロールで仕上げる!
印象的な木目調の壁紙。古材風の仕上がりは空間と相まって、壁紙とは思えない雰囲気です。
こちらの壁紙が1ロールしか手に入らなかったこともあり、無駄なく1ロールで仕上げました。
洗濯機裏を節約したり、カウンター下を節約することで、足りる場合も。
実際に古材を張る場合ときちんと比較してどちらがお得か検討しましょう。
ポイント7:つっぱりポールでホテルライクな空間に。
お風呂場(とくにユニットバス)の扉は、無機質なものが多いですよね。
風通しを考えて扉を開けておくと、来客時にお風呂場が丸見えになってしまう、なんてことも。
すぐマネできて、ホテルライクな空間に変身できるのが、つっぱりポールを使った目隠し。
用意するのは、100均のつっぱりポールにIKEAのカーテンを1セット、これだけです!
いかがでしたでしょうか。
1つの洗面台に詰め込まれた想いや工夫を感じていただけたと思います。
お家づくりは10人10色です。個々に合わせた空間づくりで、快適な住まいを実現できます。
どこか一カ所だけでも、ほっと一息つけるようなお気に入りの場所を作ってみてくださいね。
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