玄関やお手洗い、リビングや寝室など、お家の香りはどのように選んでいますか?アロマオイルをバンブースティックやディフューザー、タブレットを利用して芳香させたり、ルームスプレーや市販の芳香剤を利用されている方もいるかもしれませんね。香りの種類や感じ方は本当に人それぞれ、好みも色々ありますよね。
今回は、数ある香りの中でも“お香”を手作りするmek&jirra(メック アンド ジーラ)丸山先生のワークショップがLOHAS studio錦糸町で開催されましたので、レポートをご紹介します!
部屋に香りは欲しいけど、人工的な香りや強い香りは苦手・・・という方に、お香はピッタリです。細く長い煙がゆっくりと広がるので、マンションでも安心してご使用いただけますよ。
▼mek&jirra丸山先生のインタビューはこちらをご覧ください。
はじめに
お香の歴史や文化についてのお話を聞きながら、香りを確かめていきます。今ではどこでも手に入る“お線香”も、元々はとても高価なものだったのだとか。化学香料やノリなどの発達によって、どんどん本来の製法を離れてしまったお線香。
丁寧に、使う材料の説明を教えてもらいます。香りの足し算をしていくので、一つ一つの香りを知りながら、どんな香りにまとめたいかを考えていきます。
お一人ずつに道具とレシピが渡されます。今回作るのは「眠りを誘うフランス産ラベンダーのお香」です。
香りを取ることを目的とした「ラバンディン」という品種の茎の部分を粉末にした原料を使用します。いわゆる「ラベンダー」の香りをイメージすると、その違いに驚きが隠せませんでした。何とも野性味のある香り。ラベンダーの香りなどのお香はほとんど化学香料でできているそうです。
今回使う10種類の香りの原料を一つずつ確かめていきます。そのままの香りをまずは確認。
次に火を灯します。アロマは火で温めて香りを広げますが、お香の場合は直接火をつけるので火を介して香りの変化が大きく起こります。
好みの香りを重ね合わせます
ベースとなるタブ粉や白檀など、数種類の原料を混ぜ合わせた中に、ラバンディンをはじめ好みの香りを重ねていきます。
よーくよーくすり合わせることで、香りのばらつきをなくしていきます。
みなさん、真剣そのもの。混ぜては嗅いで、混ぜては嗅いでを繰り返します。
できた!と思ったらすかさず火をつけて確認します。原料だけで嗅いでいた香りと、火をつけた時の香りの印象が違っていることが多く、皆さん悪戦苦闘…一度混ぜた原料を取り除くことができないので、「これだ!」と思ったら、欲張らずにストップすることがポイント。後戻りできない緊張感がまた楽しいですね。
自分好みの香りが完成したら、いよいよ形作りです!
>>>手作りのお香で心身ともに癒される~お香ワークショップレポート~【後編】へ続く