後編は「実行する際のコツ」と「成果を出すポイント」について、Makanaco中谷先生に教えて頂きます。
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❶ 全部出してみましょう
実行で最も重要なポイントは 「全部出す」です。ご自身や家族がどれくらいのものを持っているのか知る事は、お片付けの基本中の基本となります。とても大変なように思いますが、細かく区切って片づけをするよりも何倍も早く片付くこともあります。
❷ 3つに取捨選択をしましょう
その次に重要なポイントは「取捨選択をする」です。「必要なもの」「必要でないもの」に分けるというのはよく聞くお片付けの方法になるかと思います。ここで重要になるのが、3つ目の選択肢である「今は決められないもの」を用意することです。思い出の品や、購入した際に頑張って手に入れた物などは、今使用していなくてもなかなか手放し難いですよね?迷うものは無理に手放そうとせず、「今は決められないものBOX」で一旦保留にしておきましょう。この機会に手放す事を考えている方は「なぜ手放すのか」を明確にすると手放し易くなります。例えば、かかと部分に傷のある靴は「新しい靴を購入してリセットしよう」等、やはり思い切りも重要になってきます。「必要なもの」「必要でないもの」の中に「今決められないもの」を混ぜ込ませないことが重要になります。
「片づけが終わったら以前から行きたかったお店に家族みんなで食事に行く」「お取り寄せを楽しむ」など家族みんなのご褒美を決めておくと同じゴールに向かって作業が効率的に進めることができると思います。
❶ リサイクルに出してお小遣いをゲットしよう
手放したいけど、処分するのには抵抗があるものは「リサイクル」に出してみるのはいかがでしょうか。買取があればご褒美がグレードアップするかもしれません。
❷ 家族全員でモノや環境を大切に考える時間にしよう
お片付けを通して持ち物を見直すことは、モノの持ち方や手放し方、環境について、家族で一緒に考える機会にもなるかもしれません。リサイクル業者「エコランド」では不要になった文房具の寄付や、冷蔵庫やマットレスのリユースなど環境に優しい取り組みを行っています
エコランドについて詳しくはこちらから
教えてくれた先生は
整理収納プランナー
中谷 亜古(なかたに・あこ)
整理収納アドバイザー1級(最高ランク・CCSゴールド)
企業内整理収納アドバイザー
ファイリングデザイナー
クローゼットマスター
大学卒業後、社会人1年目で結婚を機に専業主婦に。自分は何をしたいのか?という自問自答の中で2人の子育てをしながら、生きるために一番必要な力はこれだ!と確信して2010年から整理収納サービス業の仕事に夢中になる。片付けの本当の魅力をプロフェッショナルな技術で提供したい!という強い想いでmakanacoを設立。大手企業社員研修、TV番組などの監修オンライン記事配信など、多数メディアでも好評。
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