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暮らし

北欧の暮らしと手仕事 -サルビア工房上原かなえさんに聞きました-


2013年LOHAS studioでのワークショップの様子

「サルビア工房」として各地でワークショップを開催している上原かなえさん。

祖母が洋裁店、母は自宅でパッチワーク教室、父は趣味で絵を描いたり・・・と、とにかく家族みんなが「つくる人」という環境で育ち、夕食後はみんなで机を囲んで、それぞれに何か作っている、そんな家庭だったと言います。子供たちは大人たちが使う紙やはぎれを分けてもらって遊んでいる。この家庭環境が影響し、自然な流れでデザインの勉強がしたいと考えるようになります。

桑沢デザイン研究所へ進学後、どのような経緯で「サルビア工房」立ち上げに至ったのか。
1年間の北欧留学後、クラフトや暮らしとの向き合い方がどのように変わってきたのか。
北欧での暮らしや住まいのこと、手仕事にとどまらない興味深いお話を伺うことができました。

 

消えてしまいそうな手仕事を残すこと

卒業後は少人数のアパレル系のアトリエでデザインの仕事をしていました。割とみんなで手を動かす所で、今思えばいい環境だったのかなと思います。アパレル業界で働きながら、グラフィックデザイナーのセキユリヲさんに出会い、雑貨ブランド「サルビア」のスタッフに加わりました。


サルビアは、衣・食・住などの暮らしのなかに、「こんなものがあったらいいな」をかたちにしていく活動体です。
2000年にグラフィックデザイナー・セキユリヲの個人的なものづくりからはじまりました。
現在は、「古きよきをあたらしく」をテーマに、日本国内の伝統工芸や地場産業など、作り手たちのこだわりの技術を生かしたものづくりをしています。

 

転機となったのは、雑誌「リンカラン」(※)でサルビアが連載を始めたことでした。
※ソニー・マガジンズ発行/現在は休刊

「サルビア手習い帖」という伝統工芸の人に習ってプロダクトを作る、という企画を担当することになり、国内の消えてしまいそうな伝統工芸にたくさん出会いました。その手仕事から生まれるものが愛おしく思えて、勝手に使命感を持って取り組むようになっていきました。今では当たり前になった、伝統工芸のリデザインとか、ワークショップなどが盛んになりだした時期で、だからこそ「伝えなくちゃ!」と強く感じたんだと思います。この企画の傍らで、「作り方」の工程の面白さを感じていて、これを伝えられたらいいよね、というところから季刊サルビアが誕生しました。

 


季刊「サルビア」のハニカムペーパー特集号 (画像引用:上原かなえさんWEBサイト)

 

インテリアとして楽しむペーパークラフト

身近にあって手に入りやすいものに魅力を感じていたので、「サルビア工房」としてペーパークラフトの作家活動をスタート。
活動を続けていくなかで、「インテリア」として楽しまれているペーパークラフトに出会いました。

「素敵だな」と感じるもののほとんどが北欧のペーパークラフトであることがわかり、北欧で「暮らす」ということを本格的に準備し始めました。でも北欧の学校を調べていった時に、自分が学びたいと思っていたペーパークラフトはなかったんですよね。

日本でいえば「折り紙」みたいなものですから。考えてみればそうか、って感じなんですけど。私が知りたいことは「庶民の暮らし」の中にある手仕事だったんです。日本で作家活動をしていると伝えると、おばあちゃんからもらったペーパークラフトの本を貸してくれたり、幼稚園や図書館などでのワークショップの機会が得られたりと、自分からどんどん現地の人々の暮らしに入り込んでいくように過ごした1年間でした。

価値観の違い、文化の違いはもちろん大きくて衝撃的でしたが、季節の行事のために飾りを手作りしたり、お料理を作ったり、祈りを込めたり、似ているところもすごく多いな、とも感じました。


星の編み飾りでリース作り

 

思い出の真ん中にある「北欧のおばちゃん」の姿

在学中の1年間、学校があったデンマークでほとんどの時間を過ごしました。

学校と言っても、2週間とか1カ月とか、短期的に技術を学びに近隣国から集まってきている人もいました。学校が家のようになっていて、1階が教室、2階で生徒が寝泊まりしていました。学校というと若い人がいるイメージですが、ほとんどが子育ても落ち着いたおばちゃんたちでした。中にはおばあちゃんも、という感じで。北欧のことを思い出すといつもおばちゃんたちが思い浮かびます。北欧のおばちゃんたちは、先生も学校に子供を連れて来ていることもあって、母としての働き方も垣間見ることが出来たことは、今とても役立っています。

みんなすごく合理的にものを考えるし、お片付けがとにかく上手で驚きました。ものが少ないんでしょうね。荷物が多いのはいつも日本人で。北欧各国から集まる方たちは、トランク1個で半年過ごしたり、、という人がほとんどでした。空間を美しく整えることが、習慣になっているのかもしれません。

あとはだらだら働いたりもしませんでしたね。学校が17時までなら16時45分ごろには先生たちは片づけをはじめていて、窓の戸締りとかはじめているんですよね。17時03分には学校から先生が0名になっていたり・・・なんてこともよくあることでした。

 

手仕事を囲んで語り合うこと


2013年LOHAS studioでのワークショップの様子

日本の美術教育では当然のように「評価」がありますが、デンマークの学校では「講評会」などは一切ありませんでした。
その代りに、終了時に展覧会を行い、それぞれの作品を眺めながらお話をする機会を設けていました。

あともう一つ、「作品に記名する」ということも、ありませんでしたね。美術の授業の中で良くありますよね、「作品に名前を付けてください」というやつ。あれが全くありませんでした。その人が作ったプロセスや、出来上がったものを純粋に楽しみ、意見交換する。もちろん競ったり、評価したりということもなくて、そんなフラットな空気が新鮮に感じられました。

とにかく1日中作りたいものを作っていていい、作りたくなければ休憩して、また作りたくなったら作り始める。そんなストレスのない、穏やかな環境でただ作ることに没頭できる時間は本当に多くの気付きを与えてくれました。だから帰国後の教室も、心地よい空間の元、ものづくりができる場を提供できたらいいな、と考えています。

 

暮らしについて思うこと


ヘルシンキ(フィンランド):アアルト邸

大きな窓と、窓の外に広がるグリーン。部屋の中にいても自然との境界線がなくて、手作りのものでしつらえられた部屋に自然光が降り注ぐ・・・「あれはデンマークのものだ。」かつてはそんな風に思い込んでいました。でも、50年代60年代の北欧建築の黄金期を支えた建築家の方々が、日本建築に造詣が深かったと見聞きし、腑に落ちる感覚がありました。

彼らは日本建築の本を読み、「和風建築」としてではなく、自分たちの住む土地の風土や環境、手に入る素材に合わせて、日本建築における本質の部分を取り入れていったのだと思います。

デンマークのお家で特徴的だな、と思ったのはカーテンを付けないことですね。日本では家の中が見えないようにしっかりカーテンを閉めますけど、北欧では町全体の景色として自分の家があると捉えています。


(画像引用:日々を丁寧にブログより)

散歩をする道々の一つの風景となるように、窓辺のしつらえを整えているようです。
自分の家でありながら、「まわりのための景色」を自分が作っている、という気持ちがあるからこそ。
部屋の中も、いつでも人が招けるように整えておくことが当たり前。部屋の中でもグリーンを楽しめるように、どの家もだいたい植物が活けられていました。昔からの家具を受け継いで、良いものを長く使うという文化も見習いたいところでした。

街の一つとして家を捉え、外からの見た目をきちんと整えること。そしてその家が、自分たち家族にとってやすらぎを与えてくれる、心地よい場所であること。寒い地域だからこそ、北欧の方々は家という空間を大切に考えいる様子がよく伝わってきました。家は住み手の意識次第でいい空間になると考えて、暮らしを楽しむ空間ができるといいな、と思っています。

帰国後、日本とデンマーク、たくさん違い探しをして残念な気持ちになったこともありましたが、このことに気づいてから、「自分次第でいい空間は作れる。」今はそう感じています。

デンマークでの暮らしのことも含めて、今回のワークショップではお話しいたします。
スライドショーを流しながらゆったりとしたお話会&ワークショップにしようと考えています。

 

 

▼上原かなえさんのワークショップはこちら

11月・12月開催【参加募集】星の編み飾りでリースを作ろう!

 

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