「夏はシャワーだけ」という方も多いのではないでしょうか。
「夏バテ」という言葉もあるように、厳しい暑さや急な雨、昼と夜の気温差や冷房など、夏場は何かと体調を崩したり、疲れがたまりやすい時期でもあります。
暑さなどによる疲れをとりたい時には「浴槽入浴」がおすすめです。
血行が良くなり、疲労物質を早く取り除く効果が期待できます。
■シャワーでは疲れはとれないの?
シャワー浴にも水圧作用や温熱作用はありますが、疲労回復の効果は浴槽入浴のほうが高いようです。
■浴槽入浴の3つの効果
(1)筋肉をゆるめる効果
水中の浮力作用により、筋肉や関節等への負担が減り、体の緊張をゆるめることができます。
(2)血行を促進する効果
水の水圧作用により、マッサージを受けているような状態となり、全身に血液が行き渡りやすくなります。
(3)リラックス効果
皮膚の毛細血管や皮下の血管が広がると、全身の血流が良くなります。
血流が良くなることにより、自律神経がコントロールされ、身体がリラックスモードになります。
■疲れをとるための入浴ポイント
1 お湯の温度は40℃前後に
少しぬるいと感じるかもしれませんが、年齢や体力に関係なく、のぼせやヒートショック対策になります。
2 肩までつかって全身浴を
肩までつかることで入浴の効果をより得られやすくなります。
3 湯船につかる時間は10~15分でOK
40℃前後のお湯に10~15分程度つかるだけで、十分に体は温まり、血液の循環も良くなります。ただし少しでも息苦しさを感じた場合には湯船から出て休むようにしてください。
4 コップ1杯の水分補給で脱水症状予防
夏の入浴では脱水症状に陥ったり、浴室で熱中症を起こしたりしないよう気をつけることも重要です。入浴前にコップ1~2杯分(150~300ml)の水分を摂ってから入浴しましょう。入浴後も必ず水分補給をしてください。
夏場は就寝の1~2時間前に体温よりやや高めの38℃前後のお湯にゆっくり20分程度つかると、質の良い睡眠をとりやすくなると言われています。
暑いとついついシャワーで済ませがちになってしまいますが、浴槽入浴で疲れをリセットして元気に過ごしてまいりましょう。
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