7月1日より全国でレジ袋の有料化がスタートし、プラスチックごみ削減などの環境問題に更に関心が高まっています。OKUTAでも1% for the Planetへの取り組みをはじめ、環境に優しい活動を支持しております。
前回に引き続き、エコライフオーガナイザー 鈴木智子さんに、「コロナ禍でもできる、自宅から出るプラスチックごみを減らす仕組みづくり」について教えていただきました。
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使い捨てプラスチックには2種類ある
プラスチックごみを減らしたい、と思って実際に身近なものを見回してみると
使い捨てのプラスチックには
①お店から出るもの
(プラスチックの包装がされて販売されている商品から出るもの)
②自宅から出るもの
(ラップやジップロックなどの自宅で使うことによって出るもの)
の2種類あることに気がつきます。
お店から出るプラスチックごみを減らすには
・ できるだけ包装されていないものを選ぶ
・ プラスチックではなく紙包装のものを選ぶ
・ 量り売りのお店に容器を持っていって買う
などの方法があると思いますが、実際に自分の家の近くには量り売りのお店がないとか、コロナの状況下ではできるだけ包装してあるものを選びたい、と言った事情もあったり。コロナ禍においてお店から出るプラスチックごみを減らすことは、個人の努力だけでは難しい部分も多いです。
一方で
自宅から出るプラスチックごみを減らすことは、この状況下でもできます。
例えば
・お皿に残った料理に使う使い捨てのラップをシリコン蓋に変えてみる
・余った野菜を包むのも使い捨てのラップからミツロウラップなどのエコラップに変えてみる
・ジップロックの代わりにシリコンのジップバックを使ってみる など
最近わが家では ご飯を冷凍する際に使い捨ててしまうラップをやめ、耐熱ガラス真空保存容器を使用することを始めました。洗って繰り返し使え、蓋をしたままレンジでも使用できます。チンしてふっくら。ラップで包んでいた時より断然美味しく温まり、ひとりご飯の時は容器も移さず簡単に、お皿として使うこともでき大活躍しています!
※お米を入れる場合は、冷凍庫の中で膨張するので、お米を入れて容器を振り隙間を作ってから冷凍するか、おにぎりにして容器に余裕のある状態で冷凍するようにしてください。隙間がないと膨張でガラスが割れてしまう恐れがありますので注意してください。またお持ちのものがレンジ対応かご確認の上お使いください。
今できることをしよう
コロナの状況下で家族の安全のため、安心して暮らすために、普段よりも過剰包装のものを選ぶのは非難されることではないと思います。
実際、私もパッケージを処分して中のものを別の容器に移したりするので、コロナ以前よりも包装してあるものを選ぶようになっていて、環境によくないことしてしまっているなぁと胸が痛くなることもありますが、できないことを嘆くのではなくできることに目を向けてみることが大事だと思います。
・生ゴミを減らすためにコンポストを始めてみたり→ゴミが減ることでゴミの回収・処分(焼却)にかかる環境負荷を減らすことができます
・布でマスクを作ってみたり→使い捨てマスクの使用が減ることでゴミの削減、しかもプラごみの削減!に貢献できます
・普段の生活を見直すことで仕組みを変えてみたり→私のようにラップの使用をやめてガラス容器を取り入れることでラップやジップロックの使用は激減します
この状況下でもできること、取り入れられることはたくさんあります。
コロナだから仕方がない、ではなく、仕方がない部分を受け入れつつもできることをやっていけば、コロナが落ち着いて新しい日常が始まった時に、コロナ以前よりもより環境に優しい暮らしができているのではないかと思います。
ぜひ、気になるところから始めてみてくださいね。
鈴木智子(TomokoSuzuki)
エコライフオーガナイザー
ゴミを出さない自分にも地球にもやさしい暮らしをテーマに活動中
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