住まいに関わる電力自由化を知ろう!
リフォーム前に知っておきたい事とよくある質問
2016年4月1日より電力の全面自由化がスタートしました。
自分に合った電力会社を自由に選択することができるようになり、
様々な割引や付加価値のあるサービスなどを受けることができます。
※東京電力は2020年までは現行の電気料金プランが経過措置として引き続きご利用になれます。
(詳しくは東京電力のHPにてご確認ください)
リフォーム前に確認しておきたいこと、よくあるご質問をご紹介します。
1.ご自宅の電気メーターはスマートメーターに交換されていますか?
新しい電力会社、電気プランで契約をするにはスマートメーターへの交換が必要です。
(スマートメーターとは、通信機能が搭載された電力計です。)
<旧メーター(電力計)からスマートメーターへの交換>
料金プランの変更がない場合は、東京電力が随時スマートメーターへの交換を行います。
新料金プランを選択する場合は、お申込みの新電力会社からスマートメーターへの交換が手配されます。
(詳しくはご契約予定の新電力会社までお問合せください。)
2.現在の電気契約についてご確認ください。
※特にマンションにお住まいの方※
現状の把握をまず、おこないましょう。
後にご紹介する比較やシミュレーションにも必要になります。
現在の電気契約(戸別契約、マンション一括契約など)によって、
選べる新電力会社や料金プランが変わります。
マンション管理組合(または管理会社)と、電力会社に検討中のプランが契約可能か、
確認をしてみましょう。
3.新電力会社、料金プランにはどんなものがある?
自由に好きな電力会社をお選びいただけるぶん、選択肢が多すぎて、
どこを選んだら良いかわからないということもありますよね。
Webで比較・シミュレーションができる便利なサイトがありますので、
自分に合ったプランを見つけましょう。(試算結果は目安のようです。)
≪チェックpoint≫
●ガス、携帯電話、インターネット、ガソリンなどとのセット割で選ぶ。
●よく利用するポイントが貯まる、使えるで選ぶ。
●環境保護のため、FIT電気(再生可能エネルギー)比率が高い会社を選ぶ。
●その他、付帯サービスやキャンペーンが付く会社を選ぶ。
価格.COM
お住まい地域を選択>ご利用状況を入力で検索できます。
エネチェンジ
郵便番号検索>生活の特徴・現行プランからシミュレーションができます。
経済産業省 資源エネルギー庁
小売全面自由化の基礎知識と、登録小売電気事業者一覧がみれます。
4.新電力会社・料金プランは決まりましたか?
新たに電力会社、料金プランを契約する場合の注意事項です。
・幹線引込を伴う工事の場合(大規模リフォーム、または新築工事など)、
お引渡しの段階では東京電力とのご契約となります。
約1カ月後には検診結果がでますので、検診情報をもとに新電力会社にお申込みいただきます。
※新電力会社が引込工事に対応している場合は、仮設引込工事前、または引込工事前に、
東京電力ではなく、新電力会社に申し込む必要があります。
・幹線引込を伴う工事が無い場合、新電力会社へのお申込はどの時期でも可能です。
スマートメーターになっていない場合は、お申込の時点で新電力会社から交換の手配が行われます。
※現在の料金プランを継続する場合は、手配は必要ありません。
5.検討中の新電力会社は売電に対応していますか?
※太陽光発電をご検討の方※
売電とは、太陽光発電などで発電した電気を売却することです。
売電には ”全量買取”(発電した電力を全て売る)”余剰買取”(発電して余った電力を売る)の2種類があります。
新電力会社によっては買取ができない場合もありますので、事前に確認が必要です。
6.検討中の新電力会社は時間帯割引に対応していますか?
※エコキュートをご検討、または使用中のお客様※
エコキュートは電気料金の安い時間帯に電気でお湯を作り、貯湯する給湯設備です。
夜間割引やオール電化割引など、安い時間帯が設定されていない電力会社では、
その効力を発揮できません。
『時間帯プランのある新電力会社』を選択するようにしましょう。
※一般的な料金プランを選択すると電気料金が高額になる場合があります。
7.『新電力会社』のよくあるQ&A
※一般的な回答です。内容は電力会社によって変わることがありますので、
詳しくはご契約予定の新電力会社にお問合せ下さい。
Q.停電の頻度や規模は変わりますか?
A.電力会社によって停電の頻度・規模が変わることはありません。
万が一、新電力会社の発電所トラブルで発電できなくなったときは、
一般送配電事業者が不足分の電気を供給してくれます。
Q.新電力会社が倒産したらどうなりますか?
A.停電することはありません。
一般送配電事業者が代わって電気を供給します。
その後は、他の新電力会社と契約することができます。
Q.なにかのときの対応窓口はどこになりますか?
A.基本的に新電力会社のコールセンターになります。
夜間や広域の停電は一般送配電事業者にお問合せになります。
Q.新築・大規模リフォーム工事中の電気契約はどうなりますか?
A.幹線引込を伴う工事の場合、工事中の電力契約は東京電力となります。
またお引渡しの段階においても東京電力との契約となります。
約1カ月後に検診結果が出ますので、検診情報をもとにお客様本人から新電力会社にお申込みいただきます。
※新電力会社が引込工事に対応している場合は、仮設引込公示前、または引込工事前に、
東京電力ではなく、新電力会社に申し込む必要があります。
※お申込から切り替えまでにかかる期間は、新電力会社によって異なります。
以上、リフォーム前に確認したい電力自由化についてご紹介させていただきましたが、
お家の状況や契約する電力会社によって変わることもあります。
選択肢と確認事項がたくさんあって迷ってしまいますが、
自分に合ったプランを選択することは、リフォームにも言えることですね。
ぜひ、自分に合ったプランを見つけてください!
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