内装材について知りたいです。【お客さまのご質問にお答えします!】
LOHAS CLUB会員様に年4回送付している会報誌のアンケートにお寄せいただいた、お客さまからのサービスにまつわるご質問やご相談にお答えしていきます。
今回取り上げるのは「自然素材」に関するご質問。
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Q:自然素材について知りたい。
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全3回に渡ってご紹介していく、「OKUTAでオススメしている自然素材のご紹介」
最後の3回目の今回は「内装材」についてご紹介していきます!
③内装材(漆喰・珪藻土)
■珪藻土・漆喰の特徴
自然素材の内装材で欠かせないのが、珪藻土(けいそうど)や漆喰(しっくい)です。
珪藻土と漆喰は、日本国内で採取が可能な鉱物資源です。どちらも太古の海で長い年月をかけて化石になり、海洋プレートによって大陸に運ばれた天然の岩石です。
珪藻土は藻類の一種である珪藻という植物性プランクトン、漆喰はサンゴ虫類などの海棲生物が堆積、化石化したものが主原料となります。
珪藻土は多孔質で調湿性能や脱臭性能が非常に優れている事が特徴で、漆喰はアルカリ成分
により、カビが発生しにくいという優れた特徴があります。
【それぞれの特徴】
珪藻土
①主原料は植物性プランクトンの化石
②水蒸気との相性が良く調湿性能に優れており、消臭効果もある
③ホルムアルデビドなど水溶性の化学物質を吸着分解
漆喰
①主原料は消石灰
②調湿効果や消臭効果の効果がある
③原料の粒子が細かいため、ツルっとした仕上がりになる
■様々なパターンとテクスチャー
珪藻土は、多彩なテクスチャーやパターンを楽しむ事が出来る内装塗り壁材です。表面の凹凸と照明の効果で陰影を楽しむこともできるのも珪藻土や漆喰の醍醐味です。
■真冬の乾燥した室内湿度の調整
珪藻土の特徴として多孔質で湿度調整が可能なことがあげられます。表面が少し塗れるくらいに一般的な霧吹きで水分を与えることで、乾燥した室内に湿気が放出されます。
■快適な湿度で過ごす
内装材に自然素材を活用するだけで湿度の違いがどれほど出るのか、日本の雨期と乾期を想定して実験を行いました。
快適な湿度は40〜60%と言われています。
・雨期
ビニールクロスの場合、湿度が92%となり内壁に水が溜まり結露をします。
自然素材の場合、湿度は59%となり快適な湿度が保たれます。
・乾期
ビニールクロスの場合、湿度は20%となりカラカラな状態となります。
自然素材の場合、湿度は55%に保たれ快適に過ごすことができます。
通常のビニールクロスではなく、珪藻土にすることで身体に優しく、機能性も高いので快適に過ごすことが可能になります。