LOHAS studio Design Contest 2016 (ロハススタジオデザインコンテスト2016)「センスが光るサニタリー部門」にてグランプリを受賞されたO様に、リノベーションの経緯からこだわりポイントまで、お話をお伺いしました。
| リノベーションの経緯
建売で購入した家に長く住んできました。築20年ということもあり、家も設備も古くなってきたので、体力のある今のうちにリフォームをしよう、と思って始まりました。年齢が上がってからのリフォームは大変だろうと思いましたし、好きな空間に長く住まうことが出来る方がいいな、と感じたので、やるなら早めの方がいいな、と考えました。
| LOHAS studioを選んだ理由
担当デザイナーと感覚が近いと感じました。感覚が違う人に思いを伝えるのは大変ですよね。デザイナーさんは、こちらが言っていることをスーッと理解してくれているような感覚があったんです。話が通じるな、、というような。スタッフの方、皆さんきめ細やかに対応してくれて非常に良かったですよ。すっとわかり合えて、伝わっている感があったので、やりやすかったと思います。
他社からの図面やパースでは、コンサバトリーが以前と同じように外付けでつけられていたり、希望にかなうものがなかったので、「あまり日本では見ないから無理なんだろうか・・」と思っていたところ、一番最後にLOHAS studioから出てきたパースには、きちんと理想通りのコンサバトリーが書き込まれていたことが一押しになったと感じています。
壁を壊してひとつながりの空間を提案。木造で増築しています。
| リノベーションのポイント
コンサバトリーの増築が最初からの希望でした。
以前も後付けのバルコニーは設置されていましたが、もっと室内との一体感のあるものが良かったんです。コンサバトリーが欲しいと思ってからはもう長く、25年ほど前、シアトル在住時にお友達のお家にコンサバトリーがあったのを見ていました。室内に程よくグリーンを置くことが出来て、外でもない中でもない中間のスペースが欲しいと感じていました。シアトルではリノベーションした家に住んでいる人がほとんどでしたし、リノベーションのことは以前から知っていました。イメージもかなりはっきり持っていた方だと思います。
屋外と屋内の中間のようなスペースにたくさんのグリーンを置きたいと考えていました。
| お打ち合わせの様子
5月に来店して10月に着工するまでの間、グリグリと手を動かしながら打ち合わせを詰めていき、工事が着工しても、作りながら扉の位置を変更したり、シャンデリアを変更してもらったり、と調整しながら進めていきました。イメージがし辛いところは絵を描いたり、紙で立体の模型を作ったり、自分たちで工夫しながら、イメージが間違っていないか確認をしながら進めていきました。
キッチンは模型を作って広さや収納を検討した思い出深い場所。ドサドサなんでも乗せられる幅広のカウンターはとっても便利。
完工後も壁に絵を描いたり、DIYでカクテルの棚を作ったり、トイレの色を塗り替えたりしています。
ソファー裏の棚はリフォームに合わせて購入したものです。はじめはフランスで見つけて、持ち帰る!と言ったが、悪いことは言わないから日本で探しなさい、と言われ帰ってきてから探しました。ちょうど同じようなものが見つかって良かったです。
ソファの背面を隠しつつ、空間を演出する大事なポイントに。
| スタッフとのエピソード
LOHAS studioの皆さんは「きめ細かいな」と思いました。
担当のデザイナーさんとは、実は当時使っていた携帯ケースがお揃いだったんです。
もともとの趣味が似ていることもあって、デザイナーさんがすっと話を分かってくれて、伝わっている感があったので、すごくやりやすかったです。スタッフの皆さんは私たちが持っているイメージの具現化にすごく力を尽くしてくれました。
LOHAS CLUBにも完成後から入っていますが、便利でいいですよね。先日Handymanに植木の世話をお願いしたところなんですよ。
コンサバトリーとつながる扉の位置は工事中に急遽変更。コンサバトリーのソファがすっぽり収まる位置に。
| 四季を通じての住み心地
やっぱり、やって良かった!と感じています。
住んでみて気づいたことは、キッチンの動線をこだわったわけではないけど結果的にとても良かった事ですかね。家族の誰が立っても「キッチンで働きやすい!」と感じています。
完成して、引き渡しの時、室内に入って「イメージ通りだ!」と思いました。よく理想の家は1回じゃできないっていうでしょう。でも、イメージを実現できるよう、スタッフさんが一緒になって頑張ってくれて、本当に良かったです。
キッチンの内側も見えすぎるかな・・・と思いきやそんなことはなかったし、洗濯機がリビングから見えるのも気になっていたけど、実際にはほとんど見えませんでした。懸念していた点がクリアになって、結果オーライですね。
窓を見ながらしたいのは、料理より洗い物だと思い、キッチンは水場とコンロの位置を変更。キッチン前の壁もレンガでアクセントに。
| これからリノベーションをされる方へのアドバイス
イメージを持って貫く!ということでしょうか。
色々な制約はありますが、妥協せず、自分が納得できる落としどころを粘って見つけることだと思います。
やりたいことができない理由がわかれば、工事が終わってから、心残りになることはないはず!
素人考えと引っ込まずに、全部やりたいことを話しながら決めていくといいと思いますよ。
理想の住まいづくりに向けてしっかりとイメージを持ってリノベーションを成功させたO様。
自分一人では思い描けなかった部分も、プロの力を借りて形にしていきました。
「こんな家に住みたいな・・・」「ここがもっとこうならいいのに」そんな気持ちがあるのなら、
私たちと一緒に、思い切って一歩を踏み出してみませんか?